かなり身長が低いのですが何かの病気なのでしょうか?
低身長には、病気が原因である場合と、そうでない場合があります。つぎに、低身長の主な原因を紹介します。病気が原因の場合でも、発見は遅れてしまいがち。低身長が疑われるときは、早めに検査しましよう。
- 体質性低身長(正常低身長)……体質的なもので、病気ではありません。極端な低身長になるごとは、まれです。
- 思春期遅発症……高校生になって急に身長が伸びたという人がいますが`それがこのタイプ。思春期の発来が遅れますが、最終的には正常身長に達します。治療は不要です。
- 栄養不良……タンパク質不足は背が伸び悩みますが、極端な低身長になることは、まれです。
- 心理・社会的原因……社会の複雑化、家庭の崩壊など、精神的な影響で身長が伸びない場合は、成長ホルモン治療をしても効果はありません。
- 低出生体重性低身長症(SFD低身長症)……予定通りの出産なのに低体重の場合、出生後に追いつくことも多いのですが、追いつかずに、低身長となることもあります。一部の国では、SFD低身長に成長ホルモン治療が使われています。日本でもいずれ治療が行なわれるようになるかもしれません。
- 思春期早発症……思春期があまりに早いと身長が伸びないので、思春期を遅らせる治療をします。
- 染色体の病気……低身長の女子に多い「ターナー症候群」嘸成長ホルモンの投与が有効です。
- 骨の病気……軟骨に異常がみられる「軟骨異栄養症」では、極端な低身長になり、成長ホルモンの投与もある程度有効です。手術(脚延長術)を試みる場合もあります。
- ホルモンの病気……「成長ホルモン分泌不全性低身長症や「甲状腺機能低下症」などが原因の場合もあります。
- 内臓の病気……慢性腎不全(腎臓の病気でうまく尿がつくられない)では、成長ホルモンの投与がある程度有効です。