成長ホルモン治療はどのような場合に効くのですか?

成長ホルモンの投与は、成長ホルモンの分泌が正常な場合には、治療効果は期待できません。成長ホルモンが不足しているお子さんのみに有効です。

検査の結果、「成長ホルモンの分泌が低い」と診断されてはじめて、治療が可能となります。たとえば「検査では正常といわれたけれど、成長ホルモンの注射で身長を伸ばしてほしい」といっても、治療を始めることはできないのです。

また検査の結果、成長ホルモンの分泌が正常でも、成長ホルモンの投与が有効な病気の場合には、治療を受けることができます。有効なのは、以下の①~⑤の病気の場合です。ポイントもまとめましたので、参考にしてください。

これらの病気以外でも、背が伸び悩むことかあります。本人や親にとっては、とても深刻な問題です。そうした人々に応えるため、さらに治療の幅や適用が広がるように現在、検討も行なわれています。

①成長ホルモン分泌不全性低身長症

この病気は、早期発見、早期治療が大切。背が低くて2~3歳幼く見えること以外は、他のお子さんとの差がないため、診断が遅れるケースが多いのです。軽症では、小学校3~4年生での治療開始で平均身長に達することもありますが、重症の場合はもつと早く治療を開始すべきです。

②ターナー症候群

この病気は骨が固まるのが遅く、子どもの骨である期間が長いのが特徴。辛抱強く治療を続けると、かなりの効果を期待できます。

③軟骨異栄養症

骨の病気ですが、成長ホルモンの投与もある程度は有効なので、治療を試みる場合もあります。

④プラダー・ウィリー症候群

低身長、肥満、知的障害等がみられる病気です。この病気では成長ホルモンは肥満の改善にも役立ちます。

⑤慢性腎不全

うまく尿がつくられなくなる、腎臓の病気です。



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