成長ホルモン療法はなぜ必要なの?また、どのくらい身長が伸びますか?

検査を行ない、成長ホルモンが不足しているという結果が出た場合、成長ホルモン療法が必要です。治療を行なわずに「そのうち自然に伸びる」と思っていても平均身長には追いつきません。

成長ホルモンが不足している場合(成長ホルモン分泌不全性低身長症)は、思春期が遅いので、周りの人より遅れて思春期を迎えます。その時期は、身長の伸びは少しよくなります。でも、その時期には、標準身長との差が大きくなってしまってけます。やっと伸びる時期がきたとしても、標準身長には追いつかない状態となっているのです。

背を伸ばすには、「不足しているものを補う」ことが原則。成長ホルモンが不足していたら、成長ホルモンを補うことが、とても大切なのです。

さて、気になるその効果を紹介しましよう。成長ホルモンの注射を始めると、背の伸びは約1.5倍~2倍になります。治療以前は1年間に4㎝の伸びだったとすると、6~8cmくらい伸びるようになります。

治療の効果は、はしめの1~2年に大きく伸び、その後はなだらかになることもあります。それでも、治療以前に比べると、よく伸びるようになるのです。

ここで、その治療方法を簡単に紹介します。成長ホルモン製剤は在宅での注射が認められています。ほとんどの場合は、自宅での注射を行なっています。小さい子どもの場合は、親などの保護者が行なうのが一般的です。

注射の苦痛を和らげるため、成長ホルモン専用の注射針は、一般の注射針よりもずっと細くなっています。

また、定期検診を受けながら、治療をしていきます。治療効果の確認や、副作用の早期発見などのために行なわれるものです。主治医の指導を受けながら、治療を進めていくことになります。



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