思春期は身長増加のラストスパート。その後、身長が伸びなくなる
思春期に背が大きく伸びることは、よく知られています。みなさんも思春期のころは、あっという問に背が伸びて、すぐに服が合わなくなったりしませんでしたか?
でも、この思春期の伸びには、あまり個人差がありません。思春期の間はだれでも同じように背が伸びるのです。そして、その後は背の伸びが止まってしまいます。つまり思春期は、背が伸びる最後のラストスパートといえます。
じつは、成人したときの身長の差となるのは、思春期での伸びではありません。思春期を迎える前までに伸びた身長の差が、大きく関係しているのです。 続きを読む
成長スピードが速く、成長しやすい胎児。この時期から大きくしてあげよう
赤ちゃんを「小さく産んで、大きく育てる」という言葉があります。正しいことのように思えますが、やはり、大きく産んだほうが、その後の成長には有利です。
たとえば、予定日通りに生まれたのに低体重ということもあります。出産後に追いつくことが多いのですが、追いつかずに、低身長となってしまうこともあるのです。
またここ数年、生まれてくる赤ちゃんが小さくなっている傾向かあります。妊娠中の「低カロリー食」や、出産年齢の高齢化も考えられます。いずれにしても、日本人の平均身長はここ10年ほど伸び悩んでいて、低体重出産との関連性も考えられているのです。
今、妊娠中の人はもちろん、これから赤ちゃんが欲しいと思っている人も、だれもが元気な赤ちゃんを望むもの。少しでも大きな赤ちゃんを産むために、できるだけのことはしてあげたいものですよね。
また、胎児は短期間で急成長します。それはこの時期、大きく成長させやすいということも意味しているのです。ではここで、赤ちゃんを大きく産むためのコツを紹介しましよう。 続きを読む
軟骨を含んだ軟部組織が伸びただけ。ほんとうに身長が伸びたわけではない
ひとむかし前に、「ぶら下がり器具によって背が伸びる回」と話題になったことがあります。今でも、この説を信して実行している人もいるようです。また、背中や首を伸ばすヨガによって背が伸びる、と考えている人もいます。
結論をいえば、ぶら下がったり、ヨガをしても背は伸びません。
でも、実際に「ぶら下がったあとは、背が1~2cm伸びた気がする」という人もいるでしょう。それは、背が伸びたのではなく、骨と骨の間にある「軟部組織」が膨張したために出た結果にすぎないのです。
背骨には、骨と骨の問に軟骨を含んだ軟部組織があります。この一つひとつは、伸びたり縮んだりしています。朝、昼、夜とぶら下がっていると、この部分の縮むひまがなくなり、背が高くなったように思えるのです。ほんとうの意味で、背が伸びたわけではありません。
また人の背は、朝は高く、夜は低くなる傾向があり、1~2cmほど違います。これも軟部組織のしわざ。寝ている間に軟部組織が伸び、昼に動いていると軟部組織が縮むので、夜は朝よリも背が低く計測されるというわけです。 続きを読む
睡眠は「成長ホルモン」の分泌を高め、骨を休める役割も果たす
いえるほど、睡眠は大切です。
「寝る子は育つ」ということわざがあります。これは、科学的にも正しい事実です。
子どもの成長にとって、非常に大切な「成長ホルモン」は、昼間起きているときより、夜寝ているときのほうが多く分泌されます。睡眠初期の深い眠りの時期に分泌が多く、血液中の成長ホルモン濃度はピークに達します。
もし、途中で睡眠を妨げられたり、睡眠時間が短いと、成長ホルモンの分泌が悪くなり、背の伸びも悪くなる可能性があるのです。
さらに睡眠は、「骨休め」としても大切です。昼間は、上半身の体重がズッシリと下半身の骨にかかっています。横になって寝ることで、縦方向の重力から解放し、骨を休めることになるのです。成長ホルモンの分泌も、立っているときより横になっているときのほうが高くなります。
「背は、寝ている間に伸びる」といっても、言い過ぎではありません。 続きを読む
「身長を伸ばす=骨を伸ばす」のはタンパク質。カルシウムは骨を丈夫にするもの
子どものころに、牛乳をたくさん飲んだ経験はありませんか。今でも、I生懸命に子どもに牛乳を飲ませる親は、少なくないようです。
「牛乳さえ飲めば、背が伸びる」というのは、間違った思い込みです。もちろん、骨にとってカルシウムは大切な栄養素。牛乳は、もっとも優れたカルシウム源です。でも、1日に1L以上など過剰に牛乳を飲むと、満腹感で食欲がなくなったり、肥満の原因になることも。その結果、背が伸び悩むことさえあります。 続きを読む
栄養や運動、睡眠などの生活環境が、身長の伸びを大きく左右している
「親が低かったから、わたしも背が伸びなかったのよね…」とは、よく耳にする言葉。それでも、子どもに対しては「少しでも背を高く伸ばしてあげたい」と思うのが、親心です。
ほんとうに、「背は遺伝で決まる」のでしようか。たとえば、バレーボールや格闘技などのスポーツ選手には、両親よりかなりの高身長に成長した人が少なくありません。皆さんの身近にも、「両親は背が高いのに、子どもは低い」とか、「両親は低いのに、子どもは大きく成長した」という例かあるのではないでしょうか。
じつは、子どもの身長を決めるのは、遺伝だけではありません。親の影響も受けますが、あくまでも「そうなりやすい体質」を受け継いだだけのこと。「いかに成長を促す生活を送るか」という、生活環境が大きく左右するのです。 続きを読む