亜鉛ば成長ホルモンの分泌、マグネシウムは骨の成長に影響を与える
タンパク質やカルシウムも大切ですが、背を伸ばすために必要な栄養素はそれだけではありません。最近では、亜鉛やマグネシウムの重要性も注目されています。これらは少しの量ですが、なくてはならないミネラル。まずは、それぞれのミネラルをきちんととリ入れるように意識することが大切です。
亜鉛は、体内の酵素の働きを助け、成長ホルモンの分泌を促す働きがあります。
ある国で、背が高い人と低い人での、体内の亜鉛の量を調べました。その結果、背の高い人のほうが体内の亜鉛の量が多いことがわかりました。
また亜鉛不足は、食品の味に鈍くなる、味覚障害につながるともいわれています。これは、食欲不振の原因にもなってしまいます。
亜鉛の1日の所要量は、アメリカでは15mg。日本でも亜鉛の所要量が策定されていて、1~14歳では5~8mg、15~17歳では9~10mgと設定されています。
もうひとつ、不足しがちなミネラルがマグネシウム。マグネシウムは、カルシウムの吸収と代謝を調節します。大切なのは、カルシウムとのバランスです。カルシウムとマグネシウムの理想バランスは、2対1です。
カルシウムだけを大量にとっていると、余分なカルシウムは体外に排出されます。その際にマグネシウムも一緒に排出されてしまいます。排出によって不足してしまったマグネシウムは、不足を補うために骨から血液中に溶け出しますが、そのときカルシウムも一緒に、骨から溶け出してしまいます。つまり、カルシウムだけをとると、かえって骨のカルシウムが減ってしまう、奇異な現象がおこっているのです。
マグネシウムは、木綿豆腐や納豆、大豆、枝豆、干しひじき、カツオ、ホウレンソウなどに豊富に含まれています。これらを摂取することで、カルシウムの排出を防ぐことができます。